うさぎ プロ棋士vsコンピュータ棋士が闘う将棋棋戦、電王戦の2番勝負の第一回が4月1日に日光東照宮で行われました。
ご存知のようにコンピューター棋士PONANZAが勝利しました。

全人類とは言いませんが、人類がんばれ!と思う方も多いと思いますが、いよいよ人工知能には勝てないかも・・・・、という事でしょうか?
コンピューターPONANZAのすごいところは成長のスピードらしいです。
何しろ過去のPONANZAに対しての戦績は9割以上という成長・・・。

実際の対局でも5時間の持ち時間の内、消費時間は1時間21分と3分の1も使っていない。(佐藤叡王の消費時間は4時間59分)。
開発者はPONANZAに1兆局以上の対局を学習させたらしい・・・。

もはやAIに人間は勝てないのか・・・。

ゴルゴ13がCIAからの依頼でアパラチア山脈、米空軍の極秘訓練空域を飛行中AIM1(サイドワインダー)の迎撃を受けた。
G 「米軍の中でお前たち(CIA)の意図と違う目的で動いたものが、いる・・・・そういう事だろうな・・・・」

ARPA (米国戦略計画統括局) は国防省に所属するが軍組織から高い独立性を有している。
その中のAI・DEV (人口知能研究室) は人工知能の軍事利用の研究を専門とするセクションである。
ここでは米軍時期戦略戦闘機F35 (劇中ではF25) が若きスタッフたちによって行われている。
彼らは、すべて熱烈なパックスアメリカーナ (アメリカ主導による世界平和) の信奉者であり、世界世界最高の戦闘機を開発を目指している・・・。

彼らはCIAの依頼により極秘空域を通過するゴルゴの乗るF15に攻撃をしかけ、ゴルゴの迎撃能力をコンピューターに学習させた・・・。
この人工知能攻撃システムには優秀なパイロットとの空中戦の飛行データのサンプリングが必要不可欠だ。

戦闘機や哨戒機などではハードと同様にソフトが重要だ。
実際、F15は仕向け地用に日本仕様F15J、ドイツ仕様F15Gとなっていて、たとえ敵対国にハードが流出しても米国の優位が保たれるという仕組みだ。
ゴルゴのデータを一部の米軍の暴走で入手してしまったという事が、米国にとって図らずもゴルゴを敵に回してしまう憂慮すべき事態である。

ゴルゴは直接自らの攻撃プログラムを搭載したF25と戦うことを要望した。
しかしゴルゴの乗るのは性能的には及びもつかないF15イーグルだ。
ゴルゴは背後からロックオンされ絶体絶命の中、目前に迫る山頂に向けミサイルを2発発射する・・・。
ゴルゴのF15は急上昇しF25の背後に入りロックオン、撃墜した。

後にホワイトハウスで・・・、
「なぜゴルゴは数段性能が劣るF15で勝てたのだ?」
「F25の人工知能はインプットされた地形データを基に作動していました。ところがゴルゴ13はミサイルで地形を変えたため、人工知能が混乱を起こしたのです。」
「つまり人工知能の中には存在しない空間、"偽空座標X"を作り出したのです・・・・・。」
「人工知能はゴルゴ13機が存在しないはずの偽空間に入ったので判断を停止したのです。」
「論理では導き出せない、直感でのみなしうる業です。人工知能が時として混乱する唯一の弱点です。」



ゴルゴ13偽空座標X
1995年4月作品
SPコミックス第111巻
SPコミックスコンパクト96巻


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