うさぎ ご無沙汰しています。

うさぎ大相撲九州場所が開催中ですが、大変残念な事件が起きたことはご承知だと思います。
個人としてはいろいろと思うところはあるのですが、ここで述べることは適切ではないし、そういう場でもありません。
一ファンとして、国技ですので国民としても進捗を見守るのみです。

うさぎところで事件そのものとは全く別のところですが・・・、
「伊勢ケ浜親方の乗るあの車は・・・・・・・・何?!」

ニヒル 「久々です。すぐ調べる課 課長代理補佐候補です。どんな特徴だったんですか?」

うさぎ 「シンプルな縦長のブレーキテールランプで、4ドアセダン、後ろ扉観音開き、Cピラーが前方に傾きドーム型が特徴的なリアウインドー、フロントマスク不明、メーカー不明」

ニヒル 「いちばん大きなヒントは、観音開きですが、代表的なのはロールスロイスですが、リアウインドーを考慮するとトヨタが限定で販売したオリジンではないかと思いますが・・・。まずは写真を・・・」


うさぎ 「お~これですよ・・・。」

ニヒル 「これはプログレがベースで2000年に累計生産1億台達成記念で1000台限定で販売された車です。」

うさぎ 「納得しました。」






うさぎ 当社の本業は・・・
当社は金銭情報などのデータを用紙に印字し、その用紙を封筒に封入するという事が本業です。
請求書や納税通知書、などです。
また、またダイレクトメールや、ゆうメールなどの金銭情報が入らない封入作業も行っています。

ところで、まだまだ続く車選びですが・・・、
先日スペアタイヤの脱落事故に関わる事故があり、タイヤの積載方法について妙案を提案しましたが・・・・。
それについて社内で行われたノンフィクション・・・。

女性 「このタイヤ口からベロ出してるみたいで、なんかかっこ悪いよね。」

ニヒル 「違います。普段はチャンと収納されてます。」


女性 「ですよね。そうだと思ったんだぁ~。」

ニヒル 「いや・・思っていなかったでしょう・・・・。」


女性 いつになったら私の車、選んでいただけるんでしょうか?

うさぎ 安心してください。確実に進んでいます。
今日はエンジンではなく、もう少し切実な話題で・・・。

先日、高速道路で、トラックから脱落したスペアタイヤを踏み、車が故障し、高速道路外の安全なところへ避難していたはずが、トラックからの脱落したスペアタイヤを踏んだ後続のトラックが横転し、避難場所にいた親子が事故死した・・・・という痛ましい事故がありました。

そもそもトラックのスペアタイヤは必要なのでしょうか?
超絶に重く、事実上ドライバーがタイヤ交換できない・・・・と思ったら、プロに聞いたら「できる」そうです。
鉄パイプでテコの原理でタイヤを持ち上げるとのことです。
トラックには鉄パイプがついているそうです。

ではあの事故は防げないのか?
積載方法をかえればいいのでは・・・吊るから落ちることがあるのだと思い、吊るではなく、箱を作って入れるっていう収納方法にすればいいのではないでしょうか?

と思ったらすでに実現している技術でした。

しかもトラックではなく、乗用車で・・・。

RENAULT DAUPHINE SEDAN (ルノー ドルフィン セダン)

タイヤが、箱に入って、搭載されています。

女性これなら、落下はないですね。
でもエンジンルームを随分侵食しませんか?


うさぎ エンジンはリアに移しました。
フロントにエンジンがあればリアにスペアタイヤ、
タイヤはトランクへ。

女性 タイヤがフロントにあれば、エンジンはリアへ。理にかなっています。
タイヤはトランクの中ではなく、箱に入れてトランク下へ行きましたけど・・・。
でもトラックの荷台下は現在の吊り下げの位置でも箱は作れますよね。これなら落下は防げると思います。納得です。
箱ごと落下という可能性はありますが・・・。
ところで、私の車選びは・・・。

うさぎ さて、車選びが進行中です。

前回は燃費の違いについてでした。
さて、日本は自動車開発大国です。
世界的にもいち早く、環境影響へ配慮し、ディーゼル規制、ハイブリッドの推進、を開発しリードしてきました。
しかしここにきて、ハイブリッドはエコカーとは認めないいう世界的な流れには逆らえないようです。
それはなぜかといえば、もちろん「本当に環境にいいのか?」という問題ありますが、これは後日として、・・・

私見ですが、
エコカーは日本がリードしすぎたから・・・というのも一因です。
確かに燃費もいいし、技術もバッテリーの性能をガソリンエンジンとの併用する事で見事に解決しています。
しかし、特許の壁により世界の自動車メーカーは同じ土俵で戦えないのです。

かつてベータ、VHS競争の時、VHSを開発したビクターはこれを自由技術とした。そのかわりフロントローディングをシャープから・・・、というように、他社の技術を相互に自由に使えるようにした。(クロスライセンス)
こういったことが技術的には進んでいたベータ方式を駆逐し、VHSが覇権を取る結果となった・・・・と、確かプロジェクトXで言っていたような・・・。

そうなんです。誰にでも開発ができるハードルの低さ、土俵に上がりやすいという車づくりに進んでいるのです。
そういった意味でハイブリッド(HV)は、後発の自動車会社では技術や特許の壁が高く、燃料電池車(FCV)はガソリンスタンドに代る水素タンクの設置や運搬などの技術的とコストの問題と法律の改正、そもそも自然界にそのままの形で存在しない水素の製造にかかる問題、さらに普及までの間の高額な車両の価格と政府の補助金の問題。そして燃料電池そのものの技術の高さの問題。
完全に自由技術にしないと後発の自動車メーカーは開発できないという事です。

それに引き換え、電気自動車は部品点数は少なく、技術的にもハードルが低く、最大の難関は電池の性能だけといってもいいと思います。
それゆえ、後発メーカーが参入しやすいのではないでしょうか?
あくまで私見ですが・・・。

女性 で、結局どうなるの?私の車を選んでいるんじゃなかったでしたっけ?

うさぎ つづく・・・。ということで・・・。






うさぎ さて代理の車選び継続中です。
燃料電池車FCVは排気ガスに対する評価としては確実に最高ランクです。

M●RAI は燃料電池車FCVですが、資料では満タン走行距離650キロとあり、満タンの水素質量は4.6キロ搭載できるとあります。
本日のガソリンスタンドでの水素価格の聞き取りから水素は1キログラム1080円。これは政策なのか・・・ずっと固定できていると思いますが・・・。

これらの事からキロ当たりいくらで走るか計算してみました。

うさぎ え~と・・水素満タンで4.6キログラム×1080円だな・・・=4968円なり。
で650キロ走るという事は㎞あたりは、4968円÷650キロ・・=7.643円/キロ


女性 この燃費がいいのかどうかわかりません・・・。

うさぎ ですよね・・・。比較してみましょう・・・。
ところで現代の燃費の良いガソリン車GVは実燃費で大体16-20キロ走ると思います。
で、車格を合わせるという事が必要ですのでおすすめのスカイアクティブテクノロジーのマツダ アテンザのガソリンエンジンをライバルとしました。

アテンザは2.0リットルガソリンエンジンで155PS(114kw)ですので出力としてはMIRAIと同程度のエンジンです。
カタログのデータではJC08では17.4キロ/リットルです。
両車とも敢えてカタログスペックで計算します。

うさぎ 本日の価格はレギュラーガソリン124円/リットルですので、124円÷17.4キロ=7.126円/キロ

以上から燃料電池車の走行コストが革命的に良いかというと全くそうではないという事がわかります。
排気ガスは比べ物になりませんが・・・。

上は純粋なGVとの比較ですが、これがハイブリッドともなれば・・・・
比較対象はト●タのカムリハイブリッド。
こちらは2.5リットルガソリンエンジンで178Ps(131kw)なので明らかにMIRAIより出力が大きいですが、JC08の燃費は33.4キロ/リットル・・・。

で同様に計算します・・・。
124円÷33.4キロ=3.712円/キロ

ハイブリッドHVが走行コストが一番安いという結果になりました・・。

ちなみに電気自動車EVは、今はリーフぐらいしか思い当たりませんが、資料によれば、6キロ/kwhという事ですので電気料金24円/kwhから・・・
24円÷6キロ=4円・・・
という試算になります・・・。

走行コストではキロ当たり
HV3.712円 EV4円 FCV7.643円 GV7.162円
となります。

カタログスペックで計算しているので実際の使用時とは大きく異なってしまいますが、そもそもメーカー発表燃費が実燃費と大きく乖離している事が問題です。

つづく・・・。


うさぎ 正露丸はブナの木由来の化膿薬、その後防腐剤、殺菌薬として胃腸薬としてつくられた。

日本には1902年に入ってきたが、当時、日清戦争において帝国陸軍は不衛生な水源による伝染病が問題で、チフスに対して効果があることがわかっていた。

日露戦争では兵員に対して配布したがその時の名称は征露丸だった。

軍隊への配布は1906年に廃止されたが、自衛隊の国連支援団等ではセイロガン糖衣Aが採用されている・・・。

女性 なんで今日は正露丸なんですか?

うさぎ 音が商標登録されました・・・。
商品名をメロディにのせて・・・というのはありましたが、純粋に音だけというのは初らしいです。

ちなみに・・・正露丸といえばラッパのマークですが、正露丸という商標はすでに広く一般に使われていたので商標は取れなかったのです。ラッパのマーク以外のマークの正露丸も多数あります。

似たようなパッケージですが、すべて違うメーカーです。


 
うさぎ 代理での車選びは継続中です。
どうせ選ぶなら良いモノを・・・という事で検討に入った,燃料電池車。

女性 「ホントに検討してんですか?」
うさぎ 「結論だけ言えば、検討した結果ボツという事になりました。落選です。」
ボツの理由が多すぎる・・・。
車の動力別にみれば・・・従来のガソリンエンジン GV 、 ガソリンと電池のハイブリッド HV 、 電池のみの電気自動車 EV 、 燃料電池のFCV が現在の候補です。
さて燃料電池ですが、何がいいって?車の走行時に排出するのは水だけってことです。環境に超イイってこと。

基本的なことですが
燃料電池車は空気極(酸素)の層(極)と水素極の層(極)があり、その化学反応で水をつくる。
その過程で発生する電気でモーターを動かす車です。

いいとこ
有害物質を出さない。排出するのは水のみ。CO2二酸化炭素、NOx窒素酸化物、HC炭化水素、CO一酸化炭素、PM浮遊粒子状物質などは出ません。

エネルギー効率が高い・・・って言われている。
ガソリン車では20パーセント程度でエネルギーのほとんどが熱になっています。
FCVは30パーセント以上って言ってもやはり熱になってしまっています。

水の分解や天然ガス、エタノールなどから水素を造ることが可能なので、石油の枯渇に対応しています。

EVに比較して、航続距離が長いです。EVが蓄電するのに対して、FCVでは発電しています。
燃料の水素の充填もガソリン車の燃料の補給と大差ない時間です。
EVでは急速充電でも数十分、満充電には電池の容量と電流にもよりますが、8時間程度はいるので大幅に短縮できます・・・。

いいことずくめです。
究極のエコカーって言われています。
つづく・・・。


うさぎ 私、現在の愛読書はゴルゴ13と週間文春です。
女性 ある芸能人のスキャンダル記事からですよね。
うさぎ その通りです。それまでは文春なんて・・・・、って思っていましたが、読んでいくと知的な面白さがあります。

うさぎ 特に好きな連載は「みうらじゅん」さんの「人生エロエロ」です。
女性 どんな記事なんですか?
うさぎ それはここではちょっと書けません・・・。でも長い人生の経験と人としての正直さ、があればこその心の琴線に触れる文章だと思います。

うさぎ そんな、みうらじゅん氏のコーナーの題字は 「武田双雲」 さんです。
このコーナーの題字を頼んだって書いてもらえないと思えてしまうのに・・・。
人徳すら感じます。

うさぎ そんな連載ですが、今週号で・・・、
先日、ウルトラセブン50周年というイベントに出席した・・・、とありました。
そして昨年はウルトラマン50周年に出席したとありました。

うさぎ 「なるほど・・・、そりゃそうだよね。次から次にウルトラシリーズはあるからな・・・」ってみうら氏と同様に私も思ったのですが、みうら氏の連載記事では・・・ウルトラマンでは、古代の怪獣が、炭鉱後などに出現するというストーリーだったが、ウルトラセブンでは怪獣ブームからの脱却を目指し古代怪獣は絶滅し、代わりに宇宙人による地球侵略にメインテーマを変更したかも・・・、ということが書いたあった・・・。

うさぎ 早速調べてみました・・・。
わたくしの手元資料によれば、ウルトラマン第1話は宇宙からの怪獣ベムラーだった。
第2話は宇宙人バルタン星人、ようやく第3話で在来種の電力を吸収する透明怪獣ネロンガ、第4話で放射能により巨大化したラゴン、第5話は放射能を浴びて巨大化、凶暴化した植物怪獣グリーンモンス、第6話で東京湾のヘドロで巨大化したゲスラ、と怪獣在来種は第3話からです。
また化学特捜隊はパリに本部を置く国際科学警察機構の日本支部に所属していますが、その任務は宇宙からの侵略者から地球を防衛することと記されており、在来種の突然変異への対応はどうも最重要任務ではなかったと思われます。
また常に専守防衛を実施しているのも特徴です。
怪獣は在来種、宇宙からの怪獣どちらも大変日本への出現が多く、パリが本部というのも本部の機能を維持するためということが推察できます。

ということで、みうらじゅん先生の人生エロエロ・・・毎週楽しみです。

女性 広報委員会です。
先日は8月末締めの請求書の作業でした。
作業のご依頼をいただいている企業様の請求書は通常、月初2日か3日の作業となります。
今月は土曜日でした。
機械の調子も良く、湿度が低いせいからでしょうか、つつがなく作業は終了しました。

うさぎ 本業はつつがなく終了したようですが、特命車両選考委員会は文献や試乗を重ねています。
さて、最近燃料電池が理想のエンジンと言われていますが、現状のガソリンエンジンを発電機に載せ替えたという考え方です。
EVは二次電池の性能から航続距離と充電時間でガソリンエンジン(GV)には現状勝てません・・・。
テクノロジーは進化していかなければならないが、2次電池の性能が大きく向上しない限り、現状の内燃機関の熟成をさらに進めるという事も行っていかなければいけないでしょう。

燃料電車は搭載した水素と空気中の酸素を反応させることで排出するのは水でエミッションに優れています。
T社のM●RAIは114kwの燃料電池(発電機)を搭載しているのでスペック上は155Psで、乗用車としては十分です。
さらに搭載する水素の容量から航続距離は650キロとなっており、これならばガソリンエンジン(GV)に使い勝手で対抗でき、排出するのは純水でエミッションも大変優れているようですが・・・・。

女性 これって車選んでるんですよね。選考方法間違ってませんか?
うさぎ いやまずは理想形からかと・・・。
つづく・・。

うさぎ ご無沙汰しています。
夏が終わってしまいます・・・。
皆さんはどんな夏でしたか?
今年は全然暑くなくて・・・・ちょっと記憶にないぐらい涼しかったと思います。
地域によっては大雨や竜巻などで災害だったりで被災したところもあり大変だったと思います。

さて、納税通知が終了したこの時期・・・、割と暇なので、知り合いの車探しのお手伝いをしています。

うさぎ 個人的には、コンパクトカーで今選ぶなら、M社のD●MIOです。特にディーゼルがお気に入りです。
女性 乗ってないですよね・・・。
うさぎ 人にお勧めするならっ・・・てことです。そりゃ余裕がありゃ乗ってみたいっス。

女性 ハイブリッドが燃費がいいんじゃないですか?
うさぎ 個人的には全くおすすめしないです。だってハイブリッドって・・・、電池がキモですよ。残念ながら最もエコじゃないんです・・・。
関連する過去ブログ   http://www.ezawajimuki.co.jp/blog/index.php?e=150
このブログ一部間違いでメーカーによっては電池がないと走らないっていう不親切な車もあります・・・。

海外ではハイブリッド車をエコカーからはずすという動きが出てきました。
電池の性能が同じ容積と重量で充放電回数5倍、充電容量5倍程度に進化する必要があります。
まぁ内燃機関がそれだけ熟成しているってことです。
今後は電池の開発に重点を置いたEVの開発が激しくなるでしょう・・・。

2016年 トヨタは10年に当時、約45億円でテスラ株3.15%を取得し、資本・業務提携し、テスラ製バッテリーをトヨタ車向けに開発。
その後両社は進展がなく、14年にはテスラがバッテリー供給を打ち切った。トヨタは同年テスラ株を売却した・・・・・。

またテスラモーターズとパナソニックは09年に協業をはじめ、パナソニックは車載電池開発を成長戦略の一つと捉えており車載電池の売り上げを18年には4000億円にする計画である・・・・。



ゴルゴ13 183巻キメラの動力(パワー)
・・・・日本最大の自動車メーカータイガは世界においてHVで成功していたが、来るEVを見据えて密かに次世代EVの開発をはじめた。
電子制御、ブレーキ回生システム、そしてバッテリーモーター部門のパッソーナが協力企業だ。

「現在のHVでの航続距離は160キロ程度だ。タイガでは世界一の性能とするため航続距離を800キロを目指す・・・・。」
「HVで最大のネックはバッテリーだ。パッソーナ社の蓄電容量を現在の300パーセント、サイズと質量は20パーセントダウンさせてほしい・・・。」
「ガソリン、HV、EV、のランニングコストは満タン60リットルで600キロ走るなら9000円、これがHVでは3600円、既存EVでも600円、これが電池の性能が目標を達成すれば120円まで下がる・・・。」


大学の先輩である及川はタイガ自動車、後輩の弧桐はパッソーナに所属していた。
・・・・3年前、・・
及川 「君にだから話すのだが、タイガはリチウム電池の技術に長けた三層電池を買収するように上層部へ進言したんだが・・・。弧桐君のパッソーナがその後一気に三層電池を吸収合併して電池部門が飛躍的に伸びた・・・。」
弧桐 「先輩には大いに感謝しています。」
及川 「もう専門メーカーのままじゃ生存はできない・・・。自発的に発展し、他社と連携できる企業が生き残るだろう・・・。キメラのような形態が企業の未来図だと思う・・・。パッソーナには今度こそ期待している。」
弧桐 「キメラのような形態・・・。」


キメラ・・・
ギリシャ神話に登場する生き物・・・体はライオンで、ライオンの頭、背中には羊の頭、尻尾に蛇の頭をもつ。複数の生命の合成体。
生物学における キメラ (chimera) とは、同一個体内に異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっていること。またそのような状態の個体のこと。
ゴルゴ13では複数の異なる企業が高度に協力、融合して目的を達成するという複合企業体の形として描かれている。
この用語はギリシア神話に登場する伝説の生物「キマイラ」に由来する。 近年は「キメラ分子」「キメラ型タンパク質」のように「由来が異なる複数の部分から構成されている」意味で使われることもある。(ウィキペディアより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A1%E3%83%A9

パッソーナ弧桐はタイガ自動車の及川を裏切り、タイガに比べてはるかに小さい藤山重工と協力し、密かにタイガより先に次世代EVを作る・・・・。
自動車メーカーではなく、家電メーカーが車を造るのが狙いだった。

タイガはTOB合戦 (不特定の株主から条件を提示して市場外で株を買い集める) を仕掛け、藤山工業の株の33パーセントを取得しパッソーナとのEV開発の否決権を取得しようと画策する。
それを見越していた弧桐は予め情報を知っていたHVのブレーキの欠陥をリークし、そのタイミングで東証のシステムダウンのため、ゴルゴ13にシステムの冷却装置の狙撃を依頼した。
弧桐はリチウムが豊富に含まれているボリビアのウユニ湖の独占的採掘のため政府高官を買収したが、その高官が乗るヘリを中国に雇われたゴルゴ13に撃墜され採掘権を失っていた。
それがきっかけでゴルゴ13を知っていた。

東証のシステムの冷却システムはビル屋上にあり、ゴルゴ13はその冷却ファンを狙撃しシステムダウンさせた。
その結果、タイガの株は暴落し、米国議会とリコール対応のため藤山工業へのTOB合戦が不可能となり、及川は更迭された・・・・。

パッソーナの弧桐はタイガの敵対TOBをかわし、藤山工業との協業リチウムイオンバッテリーの新工場を稼働させていた。
そんな時、及川が10億もの使途不明金を出したという情報が入った。

及川は弧桐への復讐のため、ゴルゴ13への依頼金をねん出するため横領したのだった。
リチウムイオンバッテリーはそもそも電圧管理など取り扱いが難しく、異常発熱などの事故を起こしやすい。
製造ラインではわずかな衝撃でも爆発することがある。
リチウムイオン二次電池の異常発熱問題
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E7%99%BA%E7%86%B1%E5%95%8F%E9%A1%8C

復讐のため及川は横領した10億でパッソーナと藤山重工の合弁のリチウムイオン工場の爆破をゴルゴ13に依頼する。
弧桐は工場の爆破を予測し、鉄壁の防御態勢をとる。
ゴルゴは工場外に火事を起こし、救急隊員に変装し工場に近づき、たった1発の銃弾で無人運搬車の暴走を引き起こし工場を爆発させた・・・。
工場再建のためには2年はかかり、弧桐の野望は崩れた・・・。


ゴルゴ13 第184巻
キメラの動力
2010年5月作品

1話の中にゴルゴの狙撃が3回出てくるというちょっと珍しい作品です。
ストーリーはフィクションですが、現実の企業間で起こっている事象ともリンクしています。
実際トヨタはバッテリーを自社開発するらしい・・・。

テスラCEO、車載電池開発巡りトヨタを挑発 https://www.nikkei.com/article/DGXLASGN03H1H_T00C17A8000000/
トヨタ、電気自動車に大きな進化をもたらす「全固体電池」を開発!http://jp.autoblog.com/2017/07/26/toyotas-new-solid-state-battery-could-make-its-way-to-cars-by-2020/
トヨタは2010年2月9日、3代目プリウスなどのブレーキの不具合を理由に、国内外で計43万7000台を対象としたリコール(無償修理)を実施することを発表した。http://bizgate.nikkei.co.jp/article/125794814.html